前回に引き続き『ニュートラルの感覚』を得るために必要なことをお伝えしていきます。
前回のブログはこちら
まずニュートラルのときの体の感覚はこちら
今回はこちらの中で“アゴが引ける”や“内転筋が締まる”について書いていきます。
内容は
・ニュートラルを感じるための舌の位置
・『アゴを引く』と『アゴが引ける』の違い
・ニュートラルのときの内転筋の使われ方
・『内ももを締める』と『内ももが締まる』の違い
についてお伝えしていきます。
※目次を使うと見たい記事だけ見れます。
ニュートラルを感じるための舌の位置
皆さんは舌の位置を意識したことはありますか?
ほとんどの人が意識したことがないかなと思います。
体がニュートラルになっているときの舌の位置はコレです☟
口の中で上の歯の少し後ろところに付いているのが体にとっての“普通”です。
そして、歯の少し後ろの部分にスポットと呼ばれる舌のために凹んでいる空間があります。
ここに舌があるのが基本です。
当然、声を出したり動くときに外れることはありますが、立っているときや座っているとき、動いてる最中に外れていると体にムダな力が入りすぎている可能性があります。
舌が上にあることを知っていると今まで意識できなかったとしても意識できるようになります。
ぜひ舌の位置をチェックしてみてください👅
『アゴを引く』と『アゴが引ける』の違い
『アゴを引いた』ことはありますか?
そのとき、こんな感じでアゴを引いていませんか?
これがいわゆる『アゴを引く』です。
これだとただアゴをグッと引いているだけでアウターマッスルに力が入ってしまうことで二重顎にもなるし、首や肩にも力が入ってしまいます。
では、どうしたら良いかと言うと舌の位置を元の位置に戻すだけで自然と『アゴが引ける』ようになります。
この図のBだとアゴが上がっている状態です。
『アゴが引ける』とこの図のAの状態になるので骨格がニュートラルの位置になって筋肉への負担が最小になります。それと同時にムダな力が抜けて必要なところに力が入りやすくなります。
『アゴを引く』ではなくて『アゴが引ける』ことで体に及ぼす影響がどうなるか?をインスタの動画で観てみてください。
このように舌の位置が正しい位置になることで『アゴが引ける』ようになります。
そして『アゴが引ける』と体幹の芯から力が入るので、お腹から動けるようになり最小の力で最大のパワーが出せるようになります。
決してアゴを引かずに舌の位置を元に戻すだけにしてみてください。
ニュートラルのときの内もも(内転筋)の使われ方
『内もも痩せしたい』と思ったことはありますか?
内ももを引き締めようと思って、ただ内もものトレーニングをするだけではうまく引き締まりません。
では、どうすれば良いのか?
それは
正しい感覚(ニュートラル)を知ること!
正しい感覚(ニュートラル)のときは内ももはどうなっているのか?というと
→お腹に自然と力が入って重心が体の真ん中に集まり、脚の内側の土踏まずに体重が乗っていきます。
内ももはお腹と連動してキュッと締まってくる感覚が出てくると思います。
決して
内もものトレーニングしたときみたいな感じの感覚とは違います。
初めはこのような感覚を感じるのは難しく感じるかもしれませんが、それは今までやってなかったから感じれなかっただけでニュートラルのことを知ることでこの感覚がわかるようになっていきます。
『内ももを締める』と『内ももが締まる』の違い
内もものトレーニングでボールを挟んだことはありますか?
内ももでボールをギュッと挟む動作は『内ももを締める』です。これはアウターマッスルを使ったときの感覚でニュートラルのときの感覚ではありません。
ニュートラルのときの感覚は上記でも言ったようにお腹に力が入るポジションで、土踏まずに体重が乗った際に内転筋が使われます。
これはインナーマッスルが使われたときの感覚で、そのときの感覚が『内ももが締まる』という感覚です。
“自分で動かして締めるのではなく、勝手に使われて締まってくる”という感覚です。
まとめ
今回は“アゴが引ける”と“内転筋が締まる”について書いていきました。
ニュートラルのときには“アゴが引ける”し“内転筋が締まる”という感覚を得ることができるのです。
この感覚を持ってピラティスやストレッチ・トレーニングをすることで今まで以上に最小限で最大の効果を得ることができるようになります。
こういう感覚を得るには、まず考えるよりも体感しなければ本当の意味ではわかりません。
ぜひ大阪・本町のShanTiで、体の正しい感覚を得ながら効果のあるピラティスをやりましょう!
次回は
体の正しい感覚(ニュートラル)を得るために③
をお伝えしていきたいと思います。お楽しみに♬
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