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側弯症の治し方。ピラティスで改善する方法

『側弯症って診断されたけど、治らないの?』と悩んでる方が多いと思います。

 

ピラティスをすることで、側弯症の改善ケースは多数報告されていて、実際にクライアントさんの中でも改善している方は多くおられます。

また、側弯症に伴う痛みやコリ、柔軟性、内臓や呼吸機能の改善もいくつかの研究で証明されています。

 

今回は

・側弯症とは?

・側弯症の原因と分類

・側弯症の症状は?

・側弯症と手術

・側弯症と足の長さの関係

・側弯症と痛みの改善

・側弯症への効果的な運動はある?

・側弯症のトレーニングに必要なこと

・ピラティスで側弯症は治る?

についてお伝えしていきます。

 

※目次を使うと見たい記事だけ見れます。

側弯症とは?

側弯症とは脊椎が前後のS字ではなく横にズレて傾き、ねじれも加わっているような状態のことを言います。

側弯の角度であるコブ角が10°以上であることが側弯症の定義とされています。(コブ角とは、後ろからみたときの背骨と背骨の間の傾いている角度のこと)

 

側弯症の簡易前屈チェック

やり方はいたってシンプル。いつも通り前屈をしてみてください。

そのときに肩甲骨周辺に高低差ができていると側弯症の状態になっている可能性があります。

 

しかし、高低差があるから必ず側弯症かというとそうではありません。

しっかり知りたい場合は、病院で検査を受けることを推奨します。

側弯症の原因と分類

側弯症には、原因がわかっているモノとわかってないモノが2つあります。

 

機能性側弯症

痛みやよくない姿勢、下肢長差などの原因による一時的な側弯状態で、弯曲は軽度で捻れを伴わず、その原因を取り除くことにより側弯は消失します。

 

椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、骨盤のゆがみによる側弯などが主に機能性の側弯症です。

構築性側弯症

脊椎のねじれを伴った脊柱の側方への弯曲であり、もとの背骨の正常の状態に戻らなくなった状態をいいます。

この中には、いまだ原因がわかっていない側弯症と、原因である病気がわかっている側弯症があります。

 

・先天性側弯症

・神経の異常によるもの

・筋肉の異常によるもの

・特発性側弯症(原因不明の側弯)

 

また側弯症は、男性よりも女性に多く発症しています。側弯症の中で80~90%が、特発性側弯症です。

 

個人的な見解としては、メンタルなどの精神的ストレスからくる側弯症もあると考えます。

 

・乳幼児期(0〜2歳)

・学童期(3〜9歳)

・思春期(10〜17歳)

このような年齢のときに側弯症は起こりやすいと言われていて成長や精神面での変化も起こりやすい時期です。

側弯症は6〜24ヶ月、5〜8歳、11〜14歳で進行しやすいと言われています。

側弯症の症状は?

側弯症のそれ自体が痛みや神経麻痺などの症状を起こすことはありません。

しかし、側弯の進行による背骨の変化によって引き起こされる脊柱の左右の筋バランスが崩れていきます。それに伴って、肩こり・腰痛・股関節痛など各箇所に痛みが出る場合があります。

側弯症と手術

側弯症での手術をすることは、非常に少ないです。

側弯症の発生率は2〜3%で、手術が適応になるのはコブ角が40度以上になる時です。

 

側弯症の手術は、柔軟に動く背骨の動きを止めてしまう方法なので、代償は大きいです。慎重に医師と相談した上で決めていきましょう。

 

病院での側弯症の一般的な治療法

・コブ角25°未満→経過観察

・コブ角25°以上→装具固定

 

側弯症のコブ角の程度が軽い場合は、経過を見ていくことが多いし、体の左右差があるので運動やピラティスを取り入れて少しでも改善していくと良いでしょう。

側弯症と足の長さの関係

『足の長さが違う』と言われたことはありませんか?

 

左右の脚の長さが異なることを「脚長差」といいます。

脚長差は平均3〜6mmあるといわれています。

 

ほんの数ミリですが、この左右差によって骨盤が傾いたり、背骨が湾曲するなど、体への影響は意外に大きいものになります。

その左右差のある状態で立つ・歩くを繰り返していくと、体への負荷が積み重なっていきます。

 

脚長差からくる側弯もあれば、側弯から脚長差がうまれるパターンもあります。

 

側弯症と痛みの改善

側弯症は、10代や20代の頃はほとんど痛みなどの症状を感じることが少ないです。

放っておくと30歳を過ぎるあたりから背中や腰などに痛みが出始めて、40歳以降になると深刻な症状が出てくる可能性があります。

 

酷い場合は、呼吸障害が起こったり腰部の神経を圧迫してしまったりがあります。

若いうちに側弯だと気づいたタイミングで極力治しておくことが望ましいのです。

側弯症への効果的な運動はある?

医療業界では原因不明と言われることが多い側弯症ですが、側弯症を単純に解釈すると“背骨の左右差がうまれている状態”なので、そのバランスを変えていくことで体自身が『今の良いバランスを取ろう』としてくれます。

体の構造的側面や精神的側面から体を動かす運動を行うことで全体のバランスは変わっていきます。

 

その中でもピラティスは左右差をなくしたり姿勢改善に効果が期待できる運動です。

背骨を支える筋肉がしっかりと働くようにしてくれるのです。

側弯症のトレーニングに必要なこと

側弯症は、特に左右差がうまれているので、運動する際にはコツがいります。

 

側弯症改善に必要な3つのポイント

・舌が正常な位置にあるか?

・お腹に力が入るか?

・足の内側(土踏まず)に体重が乗っているか?

この3つのポイントがあることで、背骨の軸を感じれたり、呼吸がしやすくなったり、胸が開く感覚を得れたりします。

 

この3つのポイントを踏まえて運動することで側弯症を改善していくことが可能になっていきます。

ピラティスで側弯症は治る?

ピラティスは、上記のポイントを抑えているし左右差を整えていく上で体に必要なトレーニングやストレッチができるので、側弯症を改善するのに適しています。

 

側弯症で悩まれている方は、ぜひShanTiで一緒にその悩みを改善していきましょう!

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